押し目買い、戻り売りをマルチタイムフレームから考える

兼業トレーダー必須のトレード手法

昨日、米CPIの結果を受けドル安が進み、ドルストレートの通貨ペアが、急騰、急落しました。

急騰、急落を追っかけると、それは高値掴み、安値掴みなので、NG。

その場合は、買いや売りの手仕舞いを狙ったトレードをしたいものです。

Twitterでも、どう手仕舞いを狙っていくのかをチャートを使ってアップしたのですが、マルチタイムフレームで説明するとなると、Twitterではあまりにも投稿文字数が少なすぎる…。

ということで、ブログで書こうと思い立ちました。

しっかり文字化してアウトプットすることで、自分にも役立ちますしね。

押し目買い、戻り売りは、どこを待って、どこを狙えば良いのか?

昨日の記事が、ダウ転換は、上昇ダウへの転換は、高値切り上げから、下降ダウへの転換は安値切り下げから見ていくほうが優位性があるというものでした。

なぜ優位性があるのかは、こちらの記事をご覧ください。

簡単に言うと、上昇は押し目買い、下落は戻り売りをするということです。

では、まず、この押し目買い(高値切り上げから安値切り上げを待つ)、戻り売り(安値切り下げから高値切り下げを待つ)は、どこを待って、どこを狙っていけば良いのかを、今日のドルカナダの1時間足チャートを使って解説していきます。

今日のドルカナダは、昨日の米CPIの発表で下落が加速し、日足の目立つ安値まで到達し、モゾモゾしているところ。

なので、今回の売りの手仕舞いの買いの説明に打って付けと思い取り上げました。

売りの手仕舞いを取りたいということは、この4時間足レベルでの強い売りを一旦終わらせる位のところで買わないと、痛い目に遭います。

では、下位足で、手仕舞いの買いを獲りにいくには、どこを待って、どこでエントリーすべきなのかを解説していきます。

下落ダウが上昇ダウに転換するのを獲りに行くには、2種類あって、安値切り上げからそのまま上昇していくパターンと、高値を切り上げてから、高値切り下げを待つパターン。

安値切り上げ部分からのエントリーは、ダウ的には、下落ダウの途中であり、売り圧力も強く、高値を超えずに下げる可能性があるリスクの高いところとなります。

ですので、まず高値を切り上げて下位足が上昇ダウに転じて、売り勢力が損切りで解消したところからの安値切り上げを狙う。

これはチャートにも書いてますが、エリオットの買いの第3波のスタート部分ということです。

このエリオットの第3波は、これもチャートに書き込んでますが、

  • 高値を更新した安値2点を結んで上昇トレンドラインが引けること
  • ダウが転換した後は、そのダウの起点となった高値で支えられやすい性質があり、レジサポラインに支えられる
  • 下落していた移動平均線が、徐々に水平から上向き、支えられる形、つまりグランビルの法則

という、水平と斜めの支えがある鉄板のエントリーチャンスとなり易いです。

しかし、鉄板のエントリータイミングなのですが、1時間足の一波の上昇分を15分足で獲りに行き、高値を超えずに反転したら即撤収というチャートに張り付かないといけないエントリーとなります。

なぜ、そうなるのか、ここでマルチタイムフレーム分析の出番です。

押し目買いを上位足で見てみる

では、この状況を4時間足チャートを見るとどうなるのか…です。

4時間足では、まだ安値切り上げ部分であり、下げダウ中です。

1時間足でも説明した通り、高値を超えずに、そのまま下落する可能性があるからです。

なので、高値を超えるまでは、慎重にならないといけないリスキーなところです。

仕事中に安心してホールドできる場面ではありません。

高値を超えるのを確認したら、ホッとできるところですが、ここも1時間足の一波で伸ばすのをお薦めします。

高値を超えて、そのまま上昇も有り得ますが、高値切り上げの後は、安値切り上げ、一旦押してくるからです。

4時間足レベルの押しに耐えられるのであれば、ホールドもありですが、結構メンタル的にもきついですし、その時間を待つこと自体が勿体ないと思うので、勢い無くなれば即決済して、次の押し目を待つのが賢明です。

1時間足の一波の上昇は、15分足移動平均線レベルの上昇に当たります。

(移動平均線のダウが一つ上の時間足のローソク足レベルの動きになります。このブログでは良く取り上げてますので、別記事を参考にしてください)

なので、15分足の移動平均線の上昇の勢いがなくなったところで決済でOKです。

そして、次の押し目(つまり安値切り上げ)からの上昇は、4時間足の上昇となるので、例えば、4時間足の陽線が6本続けば、24時間つまり1日ホールドしっぱなしでも大丈夫なところになります。

1時間足移動平均線が上昇し続けるシュチュエーションを考えていただければ、想像できますよね。

上のドルカナダ1時間足チャートが4時間足の安値を割り下落しトレンド転換した局面のものですので、上下違うだけで、同じく1時間足移動平均線が続伸し続けるシュチュエーションなので、確認してください。

移動平均線の勢いが無くなれば決済です。

仕事中や就寝中も、上位足の抵抗となる高値など無ければ、安心して持ち続けられますし、その高値で決済でも充分過ぎるpipsを獲得できます。

一旦、上昇ダウに転換しているので、トレンド転換の起点となった高値はダウ理論から考えると、超えることを前提になっており、そこもチェックするだけでOKです。

なので、1時間足でのトレンド転換の部分は、1時間足の一波で決済でOKなのです。

私の場合は、15分足トレードをしていますので、このような時間の流れでトレードすることになりますが、皆さんのトレード足の時間足に合わせて考えてください。

5分足でのトレードであれば、一つ時間足を下げる。

1時間足トレードであれば、一つ時間足を上げて考えてください。

兼業トレーダーの方は、4時間足の一波を獲りに行くのをお勧めします。

日足の一波は、デイトレでなくスイングトレードになりますね。

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