チャートパターンに反する動きをしたら、オカシイと一度考えてみる

今週のチャート振り返り

今回の記事は、前回の記事の続きになります。

前回の記事はチャートパターン、例えば、ダブルボトムが出来、そのネックラインを超えれば、ある程度上昇が期待できることは、勉強されたトレーダーならわかること。

そして、ロングエントリーするも、思ったように伸びない場合に、上位足の方向や、節目、トレンドラインの反発が無いのか気をつけましょうというものでした。

今回はもう少し、そこを深堀りして、思った方向に伸びなければ、その逆の方向にエントリーのチャンスがあるというお話です。

チャートパターンに反する動きをしたら、オカシイと一度考えてみる

先程の例で話を進めて行くと、ダブルボトムのネックラインを超えての上昇が例えば、1時間足のエリオット第3波目の上昇にも関わらず、第1波目の山を少し超えただけで、反転下落してきたら、売り勢力の存在があるということが言えます。

みなさんもそういう経験ありませんか?

「あれ、何故伸びないんだろう…と」

先程書いたように、明確な上位足の節目や、トレンドラインなどの反発するところがわかりやすい場合は良いですが、わかりにくかったり、もしくはトレードの習熟度によって、その反発するポイントが見つけられない場合もあります。

そういうときに、疑ってかかることが大事ということです。

チャートパターン通りに動かない、つまり数学の定理や数式に当てはめても、答えがそのとおりにはならない、違うのです。

1+1が2にならないのです。

これはオカシイと思いますよね。

そういう感覚が大事だということです。

オカシイと思えば、即利確もしくは含み損の状態でもトレードを終わらせる。

自分が思っている方向と違う方向でトレードしている勢力は必ずいるということを頭に中に入れておくことが損切回数の減少や、金額の減少に繋がるのです。

逆に言うと自分がわかりやすい形のところで、形通りの値動きのときにしかエントリーしないことです。

ではここからは、先週1週間のチャートを振り返っていきます。

ちなみに、このチャート振り返りに関しては、エントリーの時間帯(NY時間の夜中であるとか)ファンダメンタルズでの動き(指標発表や外部要因での値動き)とかは無視していますのでご勘弁を。

あくまでチャートを見て判断しています。

2022年2月14日-18日 ドル円チャート 振り返り

2022年2月14日-18日ドル円チャート

この週のドル円は、先週までの上昇が止まり、4時間足のネックライン割れから戻り待ち、売り目線でした。

①は、実際にエントリーするかは微妙なところです。

4時間足でも伸び切っているところ、ただし1時間足では、一旦上昇ダウに転じた後の下落なので、サクッと決済を前提に入っても良いとは思います。

その後それまでの下落の戻しをつける形で上昇し、4時間足の高値をヒゲで超えているので、押し目待ち、買い目線に転換も、頭を抑えられる形で安値割れで、再度売り目線へ。

②は抑えあってのボックス安値割れからなのですが、上記の通り、上位足の買い目線、売り目線微妙なところもあって、荒れてボックスを形成その後も、すんなりは下がってません。

高値切り上げなくてダブルトップになっていれば、ストーンと取りやすい下げになっていたものと思われます。

2022年2月14日-18日 ポンドドル チャート振り返り

2022年2月14日-18日ポンドドルチャート

この週のポンドドルは、4時間足の三尊ネックライン割れから、下ヒゲをつけて反転上昇していった流れです。

その中で、①は、そのネックライン割れから、1時間足で上昇し戻りをつける形から、ダウが下に転換するタイミングでエントリー。

その後、荒れながら戻しの上昇を付けた後に、再度1時間足で安値割れから②のエントリー。

その後は上昇に転じ、4時間足の高値超えからの初押しで支えもあり、1時間足の高値超えからの③のエントリーです。

2022年2月14日-18日 ユーロドル チャート振り返り

2022年2月14日-18日ユーロドルチャート

この週のユーロドルは、4時間足の三尊ネックライン割れから売り目線。

①は、そのネックラインの抑えがあって、1時間足でも三尊形成され右肩安値割れでのエントリー。

その後、大きく戻して4時間足で高値切り上げで、買い目線へ転換。

その後、またネックライン割れから売り目線へ転換。

②のエントリーは、過去の安値に抑えられ、ボックスが出来た安値割れから。

ポンドドルのところでも書きましたが、一旦目線が上に変わった後の安値割れで買い勢力と売り勢力が混在し、方向が一致しないことで荒れる=ボックスが出来上がってますね。

2022年2月14日-18日 オージードル チャート振り返り

2022年2月14日-18日オージードルチャート

今週は4時間足で三尊右肩安値割れで売り目線から、週半ばから反転上昇、4時間足の高値を超えて買い目線という流れ。

その中で①は、ダブルトップで抑えられた後、の安値割れからのエントリー。

②は、今までの下落から反転上昇して4時間足の方向が上むいた後の初押しとなり、レジサポラインの支えからのカウンタートレンドライン超えのエントリーとなります。

2022年2月14日-18日 ドルカナダ チャート振り返り

先週のドルカナダは、日足レベルでもはっきりとわかるレンジなので、正直難しい1週間でした。

①とか、②などは良いとして、その後の値動きについていくかは微妙。

①は、4時間足での高値超えからの初押しを取りに行く流れで、ボックスの高値超え、その高値が1時間足の高値とも一致するというところですね。

②は、逆に4時間足でも確認できるネックライン割れからの初戻し狙い。

ボックスが出来てその安値割れからのエントリーとなります。

③、④は、②の下げが売りエリオットの第3波と考えられるので、③が第5波、④が第7?波目にあたるので、そういう意味でも積極的に狙わなくてもいいでしょうし、実際、伸びなかったですね。

2022年2月14日-18日 ゴールド チャート振り返り

今週のゴールドは、「有事の金買い」と言われるように、上昇一転張りでした。

その中ではっきりした抑えはありませんが、①は1時間足ダウが下から再度上に上がるタイミングで、ボックスが出来上がり、その高値超えでのエントリー。

その後の大きな上昇は、4時間足でもはっきり見える安値割れで入るのは難しいと思います。

4時間足でも見えるレジサポラインに支えられた後の安値切り上げの形での上昇なので、まあ入れないことは無かったですけど、難しいですよね。

2022年2月14日ー18日 NYダウ 環境認識

2022年2月14日-18日NYダウチャート

4時間足見ると、大きく三尊が出来て、ネックラインを割って、そのネックライン辺りで再度下げるというきれいな鉄板パターンなんですよね。

ウクライナ情勢で当然、ファンダメンタルズで株式はリスクオフとして売られやすいのですが、テクニカル的には、鉄板パターンで下げているので、よく言う、チャートの値動きはファンダメンタルズを包括しているというのはよくわかる話ですよね。

戦争、事件、経済など外部要因で当然相場は動くのですが、結局のところ、「儲けたい、損をしたくない」という人間が動かしている相場なので、パターンが出来上がってくるんですよね。

個人も多く相場には入ってきてますが、大きな資金を持つ機関投資家、ファンドなどがプロトレーダーが動かしているので、何かしら決まった形にはなるはずです。

そんな不透明な、わかりにくいチャートでプロトレーダー達は大きな資金を突っ込めないので、自然とテクニカル的にも売りの形になってくるはずなんですよ。

と長々書きましたが、売り目線の中、NYダウは①が1時間足で、何とか見えますが三尊のネックライン割れからのエントリー。

そして②は、4時間足の三尊のネックラインが抑えとなってのトリプルトップ、ボックスの安値割れからのエントリー。

トレード反省会

この週はリアルにはエントリーできず。

当然、仕事でチャートを見れなかったり、時間帯が深夜であったり、指標発表でスルーしていたりとありますが、リアルで見ていて入れなかったのが、ポンドドルの③でのエントリー。

何を勘違いしてしまったのか、4時間足の高値超え、つまりトレンド転換の初押しをずっと待っていた癖に、1時間足で安値を割ってしまったので、スルーしてしまっていたんですよ。

Twitterでの環境認識でも、当ブログでも散々書いている、一旦1時間足のダウが、4時間足の方向とは逆方向を向く位という押し目、戻り目をどこを待つかの基準を自分自身で無視してしまっているのです。

これは駄目ですよね(笑)

超反省でした…。

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