当ブログで、あまり今まで取り上げてこなかったエントリーの技術として「揃った高値、揃った安値」があります。
なぜ、ここになって「揃った高値、揃った安値」を取り上げたのか?なのですが、現在、昇竜拳のようにガツンと上昇しているドル円が、まさに、この「揃った高値」から上昇しているからです。
では、実際にドル円のチャートを見ていきましょう。
揃った高値、安値はエントリーポイントとして使えます。
ドル円、本当に上昇してますよね?
でも、チャートにも書き込んでいるのですが、「揃った高値」超えから上昇しています。
次はユーロドルです。
ユーロドルも、揃った高値から上昇しています。
まあ正確に書くと揃った高値というより、一度上ヒゲで抜けた後、の揃った高値になります。
という風に揃った高値がエントリーポイントとして使えるのはお分かりになられたと思うのですが、では、なぜ揃った高値を超えた途端に、上昇していくのでしょうか?
理由を挙げていきます。
- 2点が揃うことで、相場参加者が意識する
- 2点、3点と揃うことで、その高値の上には売りの損切り注文が、安値の場合は、その下に買いの損切り注文が1点だけの高値、安値より増えるので、高値、安値を超えた場合はその損切り注文を巻き込んで行くので、より伸びる。
- 1番目に意識されると書きましたが、元の高値、安値が意識されることで、その高値で支えられたり、安値で抑えられたりすることが多い。なので、早めに建値近くに損切りを移動させることができ、リスクリワードの良いトレードができる可能性が高い。
でも、これらの利点があることを多くのトレーダーが知っているというのが1番の理由ですね。
結局、チャートって人間心理の塊みたいなものですから。
できるだけ得をして、できるだけ損をしたくない…そういう人間心理の塊です。
だからチャートパターンが出来上がるわけですもん。
チャートは人間がお金を儲けるために、資金を投入して作っていますからね。
2022年3月7日-11日 ドル円チャート 振り返り
因みにチャートの振り返りとは、監視している各ペアを簡単に過去検証しているものと思っていただいて結構です。
時間帯や、指標発表などは無視して、あくまでチャートの形だけで判断しております。
毎週やっていますので参考に継続して見ていっていただけると嬉しいです。
この週のドル円は、レンジの高値超えでその後は上昇一途の1週間でした。
その中で①は1時間足のダウが上昇ダウへ転換する際のエントリー。
②は過去の高値に支えられ、ボックスが出来上がったその高値超えからのエントリー。
③が前述の2点揃いの高値超えのエントリーでした。
2022年3月7日-11日 ポンドドル チャート振り返り
この週のポンドドルは4時間足で下げ止まり、高値を超えて押し目待ちと見ていましたが、その後安値を割って、売り目線継続となりました。
①は、下げ止まって4時間足の高値超えからの初押し狙い、過去の高値に支えられて上昇したところをエントリー。ここは実際にもトレードしています。
後ほど詳細に報告しておりますので、ご覧ください。
②は4時間足安値割れの後の初戻し狙いで、三尊右肩安値割れからのエントリーとなります。
2022年3月7日-11日 ユーロドル チャート振り返り
この週のユーロドルは下げ止まった後、高値を超えて押し目待ちでしたが、週半ばで過去の安値に抑えられ下落し、安値を割って戻り待ちという週。
その中で、冒頭の揃った高値超えでは無いのは申し訳ないですが、①は、4時間足で高値を超えて、その初押し狙い、過去の高値に支えられてボックス高値超えからのエントリー。
②は4時間足で安値割れ、その初戻し狙い。
過去の安値に抑えられて、ネックラインを割れからのエントリー。
2022年3月7日-11日 オージードル チャート振り返り
オージードルは、4時間足のネックラインを割り、売り目線。その後、反転上昇して、高値を切り上げ、買い目線へ移行。
週前半の下落の中では、伸び切っていて入るタイミングがありません。まあチャートには書き込んでませんが、4時間足のダウ転換からのエントリーというのは無くは無いですが、それでも損切りが大きすぎて入れません。
その後4時間足の高値超えからの初押し狙いが①。
過去の高値に支えられ、カウンタートレンドライン超えからのエントリー。
2022年3月7日-11日 ドルカナダ チャート振り返り
ドルカナダは大きく上昇しました。4時間足で高値切り上げ押し目待ち。その後、三尊を形成し、ネックラインを割り、戻り待ちといった1週間。
①は、4時間足で高値切り上げ、大きく上昇した後の押し目待ち。カウンタートレンドライン超えからのエントリー。
②は、その後、三尊ネックライン割れで、そのネックラインに抑えられてボックス安値割れからのエントリー。
トレード反省会
ポンドドルのチャート振り返りのところでも書きました、今週唯一のトレード。
4時間足の高値を超え、その高値で支えられという問題の無いトレードとは思いますが、チャートを見たタイミングで本来入りたかった15分足のダウ転換からは遅くなりました。
ただ時間帯が欧州時間スタート前という嫌ーーーーな時間帯。
「欧州前に、高値超えてくれー」と祈っていて、無事高値超えて、良し!と思って目を話していた隙に、というか、17時(つまり欧州時間スタート)から大きく下げて損切り…。
事故に遭った気分…。
ただし、ここで大きな見逃しが一つあります。
見逃しているのは日足のネックライン近くだったということ。
抑えられて下げやすいところですよね。
日足のチェックはしっかりやっておかないと…。
1月半ばから、毎週このチャートの振り返り行ってますが、各ペア、まず週に一度、もしくは2度ほど、エントリーチャンスがあるのに、入れていないというのがまずいですね。
確かに早朝だったり深夜にチャンスがあったり、指標発表で実際は入るの難しいのもありますが、もう少し入らないといけないとは感じてます。
良いトレード報告もしたいですからね。
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