私は兼業トレーダー。サラリーマンをしながらトレードしています。
チャートに張り付きでトレードできません。
ですので、そういう兼業トレーダーはレンジ相場に手を出さないのが基本だと考えます。
レンジ相場なので、そもそもボラティリティが低い。つまりリスクリワード比も低い。
レンジ相場、つまり高安値の間を行き来するチャートですが、必ずその高安値で反転するという訳では無い。
仮にその高安値で反転するという前提であっても、前述の通りボラティリティが低いので、時間足を小さくして細かくとっていく技術が必要でトレード難度が一気に高くなります。
中にはレンジ相場が得意という人もいらっしゃるので、レンジ相場で手を出すのを全否定するつもりはありません。
ただ、私のような兼業トレーダーでデイトレで勝負している人にとっては、積極的に獲りに行く場面ではないということはお分かりになられたでしょうか?
今回このように何故レンジ相場について記事を書こうかと思ったのは実は、私自身が、レンジ相場と気づかずに入ってしまって損切りに遭ったからです…。
自分への戒めという意味も含めてレンジ相場を早く見極める方法を解説します。
レンジ相場を早く見極める方法
その損切りに遭ったトレードを紹介します。雇用統計のあった4/1(金)のドルカナダです。
朝の時点でドルカナダをこう見ておりました。
私のTwitterアカウントで平日は必ず監視ペアの環境認識をアップしておりますので、よければフォローしてください。
こんな感じで、ドルカナダがまさか、レンジ相場なんて気づきもしてませんでした。
朝から押し目狙おうと手ぐすね引いて、チャートを見ていました。
そして実際のトレードです。
仕事をしながら見ているので、正直エントリーは遅いです。
カウンタートレンドライン超えから買うのが正解だと思います。
ちょうどエントリーしてからは、打ち合わせをしていて、チャートを見て無くて上昇したのも知らなかったのですが、その上昇も過去の4時間足の高値にキレイに抑えられて、急落して、敢え無く損切りでした。
完全な見落とし、ミスです。
逆三尊なのに、なぜ、これがレンジ?と思われるかも知れませんが、今週の相場が閉まった時点でのドルカナダチャートを見るとわかります。
4時間足の高安値が揃っているんですね。これは結果論と言われればそうなんですけど、重要なのは4時間足の移動平均線が水平になってます。
この移動平均線は、20期間の移動平均線を使っています。
前回の記事でも取り上げましたが、チャートが収縮しているのを確認するのに有名なインジケーターに、ボリンジャーバンドがありますがボリンジャーバンドの軸となっているのは、20期間移動平均線で、よくボリンジャーバンドを使っている方はご存知の通り、20期間の移動平均線が水平のときはチャートは収縮しています。
収縮しているところなので、当然ボラティリティが低い。
冒頭のレンジ相場について書いたこと思い出してください。
レンジ相場なので、そもそもボラティリティが低い。つまりリスクリワード比も低い。
収縮とレンジは同意語です。
4時間足移動平均線(20期間)が水平の場合は、レンジ相場かも?と疑いの目で見る。
そして高安値が揃いだせば、完全にその相場はレンジ相場だということ。
お忘れのないように。
レンジはその高値超え、安値割れからエントリーを考えましょう。
2022年3月28日-4月1日 ドル円 チャート振り返り
毎週行っている監視5ペア(ドル円・ポンドドル・ユーロドル・オージードル・ドルカナダ)の1週間のチャート振り返りです。
簡単にいえば、今週一週間に限った過去検証です。
時間帯、指標発表などは考慮せず、チャートの形から獲るべきところを確認しております。
今週のドル円は、教科書みたいな三尊が出来上がり、ネックライン割れから、更にそのネックラインで抑えられてからのエントリーと鉄板トレードが可能な1週間でした。
先週から今まで以上に「収縮⇒拡散」に注目してチャートを見ていますが、今週のドル円のように水平線が引きやすいキレイなチャートのときは、収縮ができやすくなります。
更に、節目から節目までと値動きも非常にわかりやすいものになりやすい。
こういうチャートのときはチャンスなのでしっかり見ていきたいですね。
相場がわかりやすい⇒多くの相場参加者がエントリーしてくる⇒しっかり値が動く。
この考え方はトレードを考えるときに非常に重要です。
①②とも、ネックラインに抑えられ、ボックス(収縮)が出来上がり、その安値割れからのエントリーが可能でした。
しかし、①は仕事の時間と重なり見逃し、②は、抑えのラインに気づくのが遅く獲れなかったです。
話が少し戻りますが、このドル円、4時間足の移動平均線が水平じゃないか?とご指摘受けそうですが、たしかに水平ですが、ローソク足は動いてますし、前述の通り、節目から節目にキレイに動いてますので獲らないというのはありえないですよね。
2022年3月28日-4月1日 ポンドドル チャート振り返り
今週のポンドドルは、比較的節目がはっきりしているトレードがやりやすいチャートと言えます。
週前半が、4時間足のネックラインを割り、押し目待ち、週中に一旦高値を切り上げましたが再度、下げてきたという1週間。
①②ともネックラインで抑えられて、ボックス安値割れからのトレード。①は仕事中でもあり手を出せず。②はNY時間の深夜でした。
2022年3月28日-4月1日 ユーロドル チャート振り返り
今週のユーロドルは、前週末までの4時間足の安値切り下げ継続の流れから一転上昇後、勢いが無くなり、週末に安値切り下げたという形です。
①は結果伸びてますが、1時間移動平均線が上昇中で、エントリーし辛い形。獲らなくてもいいでしょう。
②はネックライン割れ⇒抑えられボックス安値割れからのエントリー。直下にわかりやすい節目があるので、目標はそこまででリスクリワードおよそ1:1.5くらいのトレード。固いと言えば固いですが、面白くないですね。
2022年3月28日-4月1日 オージードル チャート振り返り
見てお分かりの通り、オージードルはレンジで方向感無し。
4時間足がこのようにレンジのときは、1時間足チャートは汚くなります。
かろうじてレンジの半値辺りに節目が見えるので、そこから売るというのは有りでしょうけど、レンジとは、上から売られ、下から買われるからこういう形になるので、レンジ内で下げてもどこで反転するのかわからない。
つまり、チャートから目を離せなくなります。積極的に穫りに行けなくて良い相場環境です。
2022年3月28日-4月1日 ドルカナダ チャート振り返り
今週のドルカナダは、冒頭で取り上げた通り、1週間を通じてレンジ相場でした。
しかし、そこを見抜けずに①のトレードを行ったという訳でした。
トレード反省会
今週も、獲るべきところを獲れなかったのは反省。
特にドル円の①のトレードは、少しのタイミングの違いでエントリーできなかったので悔しいですね。
来週も収縮と拡散に着目してのエントリーを心がけていきます。
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