全戻しからのトレードは危険な香り…

今週のチャート振り返り

全戻し…これってFXトレーダーだけで通用する言葉ですよね?

よく仲間同志では、「ゼンモ」と略して話してます。(これって関西だけの現象なんでしょうかねえ…マクドナルドでも「マクド」ミスタードーナツも「ミスド」関西人は3文字で略すの好きなんで)

話が脇道に逸れそうになりましたが、本題に戻します。

全戻しとは今までの上昇、下落が反転して、その上昇、下落の起点まで戻るチャートアクションのことです。

人によっては、それをダブルボトム、ダブルトップと見る人も居て、チャンスと見てトレードする人も多いのでしょうが、ダブルボトム、ダブルトップからのトレードって難しくないですか…。

今回は意外と見落としがちな、全戻しについて解説します。

全戻しからのトレードは留意して進めるべし

暴露しますが、いつも、ブログの記事のネタって、その週のチャートやトレードからがほとんどなんですね。

そうなのです。今週、全戻しに気づかずにやらかしトレードしています。

ドルカナダの4月6日(水)のトレードとなります。

その日のTwitterでドルカナダの環境認識をこのように見てました。

(以下のようにTwitterでは監視ペア(ドル円・ポンドドル・ユーロドル・オージードル・ドルカナダ)の環境認識を月ー金毎日投稿しておりますので、良ければフォローしてください)

前日大きく下げて、反転上昇し、下落の起点まで戻してきていますので、過去のレジサポラインでしっかり抑えられ、ダブルトップを形成しています。

4時間足の高値も超えていないので、下目線。

レジサポラインで抑えられたままで下げてきたら売ろうという狙いで朝から見ていました。

そして、実際のトレードです。

2022年4月16日(水)ドルカナダ15分足チャート

これ、全戻しというより、1時間足の戻り高値も超えているので、全戻し以上かも知れません。

上位足の節目に抑えられて、15分足の安値を割ってきたので、売ったのですが、そのまま上昇しあっけなく損切りに遭いました。

確かに、上位足でも売り目線、ダブルトップになるので、売りたいところなのですが、今までの下落を打ち消す上昇をしているということは、この15分足でも分かる通り、高値切り上げて上昇ダウを継続するくらい、直近の買いが強いわけなのです。

下落からの全戻しからのトレードとは、この直近の上昇を無視して売っているというわけでかなりリスクが高い訳なのです。

このあたりが、ダブルボトム、ダブルトップからのトレードの難しさと関係していると思います。

もし、ここを獲りに行くのであれば、こう獲りに行くべきです。

全戻しからの獲り方

しっかり安値を割ってからのエントリー。つまりここで、完全に15分足レベル、1時間足レベルでも買いトレーダーは損切りして撤退しています。

高値切り下げというのは、そういう意味で売り優勢という意味なんですね。

損切りを意識してトレードしていくということです。

と、偉そうなこと書いていますが、まったく全戻しを損切り遭うまで意識していなかったんです…。

自分に向けての備忘録の記事になりますね。明らかにダブルトップ、ダブルボトムより、高値切り下げ、安値切り上げがトレードし易いです。

覚えておいて損はありません。

さて、ここからは当ブログ恒例の1週間のチャートの振り返りとなります。

2022年4月4日-8日 ドル円 チャート振り返り

2022年4月4日-8日ドル円チャート

このチャートの振り返りは、過去検証ということで、毎週チャートの止まっている週末に行ってます。

時間帯とか、指標発表とかは考慮せず、あくまでチャートの形のみで、収縮から拡散をメインとして獲るべきところを振り返ってます。

今後の環境認識の見方とかで参考にしていただければと思います。

今週のドル円は、前週までの日足の上昇の流れを引き継ぎ、4時間足で高値切り上げ、押し目待ちでした。

その中、実際にエントリーしているのは①と②、後ほど詳しく解説します。

②の後一気に上昇して、収縮しているところを、③レジサポラインで支えられ、カウンタートレンドライン超えでエントリー。

④は、揃っている高値超えからのエントリーですが、実際にエントリーしていれば損切りでしたね。

⑤は、レジサポラインの支えとボックス高値超えからのエントリー。

今週のドル円は比較的わかりやすかったですね。

ラインがしっかり引けるチャートは、わかりやすいです。

2022年4月4日-8日 ポンドドル チャート振り返り

2022年4月4日-8日ポンドドルチャート

今週のポンドドルは安値切り下げ、戻り待ち、売り目線が続いていたのですが、安値が固くてレンジが継続していました。

①はそんな中、レンジの安値を下抜け、その安値で抑えられてからの下げ。ある意味レンジからのトレードとしては鉄板の形。ただし、私はオージードルトレードしていて、見てませんでした。

先週の記事のテーマが、レンジの見極め方なので、併せて読んでいただけると幸いです。

2022年4月4日-8日 ユーロドル チャート振り返り

2022年4月4日-8日ユーロドルチャート

今週のユーロドルは、日足レベルでのネックラインも割り、完全売り優勢の中、週後半は、底堅くレンジになってました。

そのような中、①は過去の安値で抑えられた上で、ボックス安値割れから、②は抑え無しのボックスつまり収縮してからの安値割れ(拡散)のエントリー。

しかし、①はリアルタイムでは抑えのラインを見つけられず、スルー。②は深夜の時間帯で見てなかったですね

2022年4月4日-8日 オージードル チャート振り返り

2022年4月4日-8日オージードルチャート振り返り

今週のオージードル、週の前半は、継続していたレンジの高値抜けからの押し目待ち、後半は、下げてネックライン割れからの戻り売りと大きく、目線が変わる週でした。

①は、レンジの高値に支えられ、カウンタートレンドラインからの暴騰。

前述のポンドドルと同様に、レンジからのトレードとしては鉄板パターン。

当然私も狙っていて、リアルタイムでもそろそろ高値に指値注文を入れようと思ってチャートを見た瞬間に爆上げで驚きました。

実際は、オージーの政策金利発表からの上昇だったようなのですが、テクニカルでもしっかり根拠のある上昇でした。

ただし、こういう指標発表時のトレード、特に政策金利発表のような重要な指標発表時にはトレードはNGです。

こういうふうに綺麗に動くことが非常に珍しく通常は荒れます。この①の右側の上下にヒゲが伸びているのが、FOMCです。

こんなのやられますよね。

②は、レジサポラインで抑えられ、ボックス安値割れからのエントリーで実際にトレードしていて、底で決済できず、まだホールド中です。

こういう週跨ぎトレードもやってはいけません。土日に何が起こるかわからないからです。

トレード報告は来週のブログにて行います。

2022年4月4日-8日 ドルカナダ チャート振り返り

2022年4月4日-8日ドルカナダチャート

今週のドルカナダ、オージードルとチャートの形が相対になるドルカナダらしく、週の半ばまではレンジ相場。

①の手前に矢印で指し示していますが、形としてはレジサポラインに抑えられボックス安値割れと絶好なエントリーポイントには見えますが、レンジなので、エントリーはリスク高いと考えます。

このときは綺麗に落ちましたけどね。

入るのであれば、レンジの安値を割って、抑えられた後の①

②は冒頭のやらかしトレード。これはNGですね。

③は、収縮してからの高値超えからのエントリーになりますが、実際に入っていると損切りに遭ってると思います。

今週のトレード反省会

今週はドル円が2回、ドルカナダが1回、オージードルを1回エントリーしています。

タイミングを見計らって入れるようになってきましたね。

毎週、チャートの振り返りをしていくと真に入りたいというか、入るべきところは、1ペアあたり、週に1度、もしくは2度程度しか無いことがわかります。

お仕事をしながら、ゆったり一回のトレードの獲得pipsが40から100位のトレードはそのくらいにしかなりません。チャンスは限られてます。

そういう意味で、指値注文を事前に入れやすい収縮から拡散を獲りに行くトレードにシフトしていきました。

なので、過去検証が必要なんですよ。自分で確かめて納得してのトレード。そうしないと本当には身につかないと思います。

と前置きが長くなりましたが、トレード解説します。

まずは4日のドル円トレード。

2022年4月4日ドル円トレード

4時間足で高値を超えて、初押し狙い。上位足の過去の高値に支えられ、ダブルボトムになって反発を確認して、揃っている高値超えでエントリーしたのですが、左程伸びずに損切り。

15分足で安値を一旦割ってからの上昇で1時間足では方向は下というのも伸びない原因だったと考えられます。

2022年4月5日ドル円トレード

次は翌日のドル円のトレード。

昨日のドル円のエントリーが高値掴みになっていたという反省もあり、レジサポラインに支えられて、15分足の高値を超えたところに指値注文。

ガツンと伸びたのですが、4時間足で揃っている高値に抑えられ、なかなか伸び切らないので、時間も遅いのでここで利確。その後、深夜からこの高値を超えてその後100pipsオーバーの上昇を記録。

まあ、すでに損切りラインも建値より上に出来ており、利確は確定していたのでホールドしておけば…と後悔しました。

利確できる位置に損切りを入れられれば、チャート見なくても良いくらいで充分ですね。

そのくらいにしっかり持たないと、前述の一回のトレードで40から100pipsの獲得はできません。

それでも、ホールドしているから、戻してきて大した利益出ないこともありますが、勝てば官軍、利確は100人力と言いますし、何度かのトレードの内、1回でもホームランあればいいのですし、そのくらいの気持ちでトレードするのがいいですよ。

今週はドル円2回、ドルカナダ1回で1勝2敗ですが、しっかりエントリーできているのでOKです。

来週もしっかりトレード報告できるよう精進いたします。

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